地熱発電(マイクロバイナリー)

「噴気レンタル」の事業概要

・泉源所有者から未利用の噴気をレンタルしてエコでクリーンなエネルギー(地熱発電)の開発
・顧客リスクの極小化を目指した噴気レンタル(設置場所を含む)型の新しい小規模発電事業
・噴気レンタルによる泉源の枯渇や泉質の変化といった不安を取り除くワンストップ対応(専門技術を有する協力会社)
・行政(国/県/市)による強力なバックアップを背景に地域とのつながりを大切にしながら地域とともに成長することを目指します
「NCHシステム」の目標は以下の通り
  • 地域地熱発電管理体制の集約
  • 地域資源確保、地域活性化
  • 雇用創出
  • 導入技術の高次元化⇒発電システムのパッケージ化
  • 地場企業との組織化、水平分業化
  • 観光資源化、視察受け入れ

「噴気はレンタルする時代です」

日本の地下には、豊富な地熱資源が眠っており、その規模は2347万kWと推定されています。 これはアメリカ合衆国、インドネシアに次いで世界3位ですが地熱資源を活用した発電量は約53万kWで世界10位にとどまっており資源量に対する利用率はおよそ2%、消費電力に占める地熱発電の割合は、わずか0.3%に過ぎません。 政府は、この割合を2030年に3倍の1%に引き上げるため様々な施策をはかっています。しかし地熱発電の事業化には平均14年の歳月を要することや候補地の選定・地元住民の反対など課題が多いのも実情です。
大分県は、温泉の泉源数4,411、湧出量毎分285,553Lでともに全国1位であり、その中でも別府市は、泉源数2,294、湧出量毎分87,067Lという豊富な温泉資源を有しています。 弊社では、地熱発電を進展させるべく「噴気はレンタルする」というこれまでにない新しいビジネスモデルを構築し既存の高温温泉を活かした発電事業に取り組んでいます。

弊社が最初に取り組んだ地熱発電所

(1号案件)五湯苑地熱発電所 2014年1月運転開始
五湯苑地熱発電所は、2013年7月31日に造成工事を着工し同年10月22日に再生可能エネルギー発電設備の認定を受け、2014年1月17日より発電を開始した。事前調査の蒸気量測定により機器を設計・選定し60kW×2基のバイナリ発電機が稼働中。発電所計画時に、大分県の公募に応募し「新エネルギー導入加速化モデル事業」として認定を受けています。

所在地:大分県別府市南立石1494-1 大分自動車道 別府ICから車で5分鶴見岳のふもとの山間にあります。 ここはまた別府八湯の一つ堀田温泉エリアでもあります。
五湯苑地熱発電所 設備概要
発電量実績
発電を開始して約1年10ヶ月後の2015年10月末時点での発電量累積は、731,500kWh平均発電電力は、46.2kWである。再生可能エネルギー固定価格買取制度における地熱発電の買い取り価格は、発電設備15,000kWで26円/kW+税、15,000kW未満で40円/kWとなっている。買取期間はいずれも15年。五湯苑地熱発電所の場合、累積発電量で計算すると売電額は¥29,260,000-(税別)になる。

早くも2基目の地熱発電所が運転を開始

(2号案件)湯山 地熱発電所 2014年10月運転開始
民家にある既設泉源をレンタルし民家の敷地の一部を借りて建設した湯山発電所は、2014年5月7日に着手し同年7月11日に再生可能エネルギー発電設備の認定を受け2014年10月30日に発電を開始した。

所在地:大分県別府市湯山4組 大分自動車道 別府ICから国道500号線を十文字原SAに向かって車で15分高原の広がる湯山の里にある発電所 東に別府湾を望む風光明媚なところです。
湯山地熱発電所 設備概要
発電量実績
発電を開始して約1年後の10月末時点での発電量累積は、410,500kWh平均発電電力は、71.4kWである。湯山地熱発電所の場合は、累積発電量で計算すると売電額は¥16,420,000-(税別)になる。

 
マイクロバイナリーとは 噴気レンタル 地熱発電の運用技術 視察受け入れ 当社の取り組み